こんにちは!元高校音楽教師のYuriです!
学生のみなさん!
教育実習はスーツだと思いますが、実際に教師になったらどんな服装をしますか?
私はシンプルで清潔感があり、社会人として見本になるような服装が、教師として生徒の手本になると思っていました。
服装が与える印象は大きいですよね、
女子生徒が憧れるような身だしなみをしたい、と思っていましたが、実際は結構制限があります!
特に若手は先輩教師から注意されることもありますよ。
嫌な思いをしないためにも、見た目で判断されないためにも、この記事では、リアルな情報をお届けします!
女性高校音楽教師に相応しい服装とは?
早速、元高校音楽教諭で特別支援学校も経験したことがある私が、女性高校教諭におすすめの服装についての考え方を紹介します。
男性教師なら、基本的にスーツで間違いありません。
理系の先生なら白衣を上から着てしまえばそれほど私服を気にしなくてもOKです。
では、高校音楽教諭の女性は?スーツなら大丈夫?といえば、若手にはあまりおすすめしません。
スーツ高いですしね!
清潔感があり、社会人としてOKなら何でもよいというわけでもありません。
では、何がいいのか、見ていきましょう!
生徒に悪影響にならない&ちょっと流行もとりいれた服装
学校にもよりますが、女子高校生はおしゃれに敏感なので、ダサい服装はNGです。
ダサいと陰でネタにされますし、服装だけで、マイナス印象になります。
いくらおしゃれでも同じコーデが続くと、「また同じ服じゃん」と思われるので、ダサいに入ると思います。
憧れられるような服装を目指しましょう!
若手の女性教師なら、少し流行をとりいれるのがおすすめですよ!
服装でネタになるのはあまりよくないですが、同性の女子生徒が興味をもつならいいかなーと私は思います。
授業の始まる前に、早めに教室に行き、生徒とコミュニケーションをとることがあると思いますが、
私は勤務した高校の中では最も若手だったので、生徒から年の近い社会人女性として、気軽に話せる雰囲気を大切にしていました。
「先生今日の服かわいいー」とか、「これどこで買ったのー?」と生徒との会話のきっかけになったこともあります。
授業ではなかなか話さない生徒でも服装を導入にして話せることもありますよ!
当然、男子高校生の興味がいかないように露出は控えていると思いますが、フィット感や素材にも注意が必要です。
細身のパンツ、ぴったりしたトップス、首回りが広いTシャツ、透け感のあるブラウスは避けましょう。
しゃがんだ時に、背中が出ないか動いた時もチェックしましょう。
どんなに服装に気をつけていても、目がハートになってしまう男子生徒はいました。
周りの先生に気を遣わせないためにも、男子生徒への配慮は重要です!
新しく仕事用に購入する際は、後姿まで念入りに確認しましょう!
指導がしやすいこと
高校教師なら、それほど走ったり動き回ったりしないから大丈夫かなと考えがちですが、基本的には走れる服装がいいです。
先輩の女性教師で、セットアップのスーツをいくつもそろえて毎日制服のように着ている方がいました。
コーデを考える手間もないし、流行に左右されないでおしゃれできるのでよいと思います。
しかし、若手はスーツをおすすめしません!動き回ることを期待されているので、タイトスカートや、汚れて困る高価な服は控えましょう。
いつ避難訓練があっても困らないような服装です。
私は高校の音楽の授業中に、注意されたことに反抗して教室を出ていった生徒を追いかけて走ったこともあります。
いつ何が起こっても迅速に動ける服装を考えると、スカートよりパンツルックがいいですね。
アクセサリーも禁止ではありませんが、生徒の目が行きやすいし、形によっては邪魔なので、おすすめしません。
女性高校音楽教師必須の服装一式を解説!
学校によって状況が異なるので、他の先生の服装を見ながら、周りに合わせましょうね!
最低限1枚は必要!スーツ
若手なら、リクルートスーツで大丈夫だと思いますが、年齢が上がるにつれて、リクルートスーツだと変かな?と思うので、一つ購入しておくと安心です。
できればスカートとパンツがセットになっているものがおすすめです。
基本的にパンツルックが無難ですが、パンツだと体型が出やすいので、スカートがいい場合もあります。
体育行事にはジャージ
体育系の行事の時に必要になります。夏用、冬用とそろえておくことをおすすめします。
あまり体にフィットしたものや、派手すぎる色のものは避けましょう。
いわゆるスポーツブランドのものでなくても大丈夫ですが、汗をかいたときに、しみたりしないか色に注意しましょう。
汗をかいてもすぐに着替える時間はありません!
万能選手!ブラウス
保護者に会う時や、研修の時、服装でやる気や清潔感をだしたい時におすすめです。
色は白やブルー系が好印象です。
イエローやピンク系は、男性教諭も多い高校の中では、目立ってしまいます。
素材の透け感や胸元が開きすぎていないかもチェックしましょう。
チョークがついたり汚れたりするので、七分袖がおすすめですよ!
毎日パンツがおすすめ!
フィットしすぎないか、しゃがんだ時に背中が出ないかをチェックしましょう。
上履きで引きずってしまうのも問題なので、裾の長さもジャストにしておきましょう。
式典には黒の礼服
式典の指揮をする時に、基本的にパンツスーツならOKですが、パンツ姿は体型が出やすいので嫌だという場合、黒いロングスカートはおすすめです。
高校教師時代に問題と感じた服装【私の実体験】
私は普段からスカート派で、スカートが好きでした。スカートで動きにくいと感じたことはなかったので、丈やフィット感に注意しつつ、学校にも着ていきました。
しかし、女性教諭や男性教諭の中にはスカートに慣れていない人もいて、スカート=動けないと、思っている人もいます。
若手教師はスカートをはく時注意しましょう。
教師からクレーム
体育科で、常にジャージ、パンツスタイルの女性教諭から立ち位置について注意されたとき、「その服装はどうか、やる気あるのか」と注意されたことがあります。
「スカートで動けるの?」ということです。「はい、動けます」と言いたかったところですが、のみこみました。
スカートだと動けない、と思われるんだなと気づきました。
他にも、年齢の近い女性のママ教師に「スカートはいていてすごいね~」と言われたことがあります。「私も昔はスカートはいてたけど、今はめんどくさいからいつもパンツだよ」と。
注意される可能性のあるスカートをはくこと=おしゃれを頑張っているということです。
高校教師をしていた時には感じませんでしたが、小さい子どもを育てていると、抱っこしたり、膝に乗せたり、床に座ったりするので、スカート動きにくいということが分かりました。
特に普段からスカートを着ていると気がつかないかもしれませんが、動けないと思われていることを頭にいれておきましょう。
生徒から体型について話題にされた
スカートをはいている時、パンツをはいている時ともに、生徒から「先生足細すぎ~!」と言われたことがあります。
私は顔は大きいしやせてもいないのですが、足だけは細いのです。これは体型なので仕方がないことですが、足が目立つ服装だったのかなと思います。
高校生はちょうどホルモンバランスが崩れ、太る時期なので、体型に敏感です。
とくに「細い」ことに憧れを抱かせてはいけません。
体型が話題にならないように努力するのが、教師の配慮ですよね!
元高校音楽教師がおすすめする服装(私服)大公開
実際に、元高校音楽教師の私がヘビロテしていた服装上位3つをご紹介しますね!
紺のふんわりブラウス
ネイビー最強です!
透けない、上品、安心感を与える色、と3拍子そろっています。
春~夏はブラウスが万能アイテムですよね!
ふんわり感が、体型を出さないポイントです!
ブラウスは、ボタンがついているものは体型にぴったりするものが多いので、ボタンなしがお気に入りでした。
編み目の細かいセーター
寒い学校にセーター必須!
セーターは、どうしてもカジュアルになりがちですが、細かく編まれたセーターなら、綺麗に見えます。
上質なものを選べば、重ね着なしで、暖房のない教室でも暖かいですよ!
デザインが様々で、着膨れしないように丈が短いものやフィット感があるものもあります。
体型が出やすいので、少しサイズの大きいものや、丈が長めの形を選びましょう。
私は重ね着する時は、ブレザーかジャケット、ゆとりのあるニットカーディガンを愛用していました。先生によっては、フリースや、外で着るジャージのウインドブレーカーのようなものを羽織っている人もいますが、身だしなみとして、どうかと思いました。私は、どうしても冷える場合は、カイロを貼ったりしていました。
ベージュのパンツ
パンツは汚れが目立たないこと重視
黒のパンツだと、チョークの粉がついて汚れが目立ちます。
ベージュなら、体型も目立たず、どんなトップスとも相性がいいですよ!
私の場合、足が太く見える色なので、ベージュのセンタープレスをチョイスしました。
他にも、濃いグレーがおすすめですよ!ガウチョパンツも綺麗目ならOKです。
でも、やっぱり私はスカートがはきたい時もありました。しかし、マイナス評価をされかねないので、スカートをはく時は、生徒がいない、授業をしない長期休暇に着ていくようにしました。
まとめ
女性教師の服装は、人により基準があいまいで、正直難しいです。
人によってOKだったりNGだったりするので、はじめのうちは、無難なアイテムで行くのがおすすめですよ!
直接注意されなくても、服装でマイナス評価をされてしまっているかもしれません。
結構見られていますよ!
学校の雰囲気に慣れてきてから、時と場に合わせて流行を取り入れて、おしゃれを楽しんでいきましょう。
生徒の見本になれる服装を目指して素敵な先生、憧れる先生を目指してくださいね。