乳幼児の育児に奮闘されているママさん、毎日お疲れ様です!
みなさん、子どもにこんな風に育ってほしいという願いや、こんなママになりたい、という理想をもっていますよね。
しかし、日々の悩みは簡単に解決しないし、理想通りにいきません。
私も、そんな1人です。
この記事では、私の体験談を交えて、ママの悩みの解決方法をご紹介します。
子どもの目指す姿や、ママの子育ての方針を決めれば、
ママは他の子と比べずに、ぶれずに、幸せな子育てができると考えます。
ママが幸せなら、子どもも幸せ!
1人でも多くのママが、笑顔で子育てできるようになることを願っています。
なぜ目標や方針が必要なの?
みなさんは、どんなことで悩んでいますか?
こどもが寝ない、食べない、泣き止まない、けんかする、片付けられないなど、、、
解決策を見つけるには、家庭でその子にあわせた目標や方針があるといいですよ!
自分の課題を解決できるのは自分しかいない
基準がないと、他の子と比べたり、人に頼ったりしてさらに悩むことが増えてしまいます。
自分の悩みは、自分で解決策を作ることしか、課題の解決になりませんよね。
自分の気持ちを整理するのは、自分しかいない!
泣いている子どもも、周りがどんなに手を尽くしたとしても、最後は自分で泣き止むしか方法はありませんよね。
子育ては、これからも課題や悩みの連続だと思います。
そこで、様々な情報を調べたり、誰かに相談したりしても、結局解決しないことが多いと思います。
人のアドバイスや本は参考になりますが、頭で分かっていても行動できないということありませんか?
共感してもらって気持ちが楽になることはあると思いますし、ノウハウを学んで実践してみることも大切ですが、
短期的に解決することができるほど、子育ては簡単ではありませんよね。
日々、小さなことを手入れして、乳幼児に寄り添って、丁寧に育てていかなければいけません。
一人ひとり、親も子どもも違うので、統計はあってもマニュアルはなく、答えを出すのは自分しかいないのです。
もちろん、子どもの課題を色々な大人が連携して解決に導ければママの負担は軽減されるので、利用できたらいいですよ!
1人で抱え込むのはよくありません。
ですが、ママと子どもの関り方に関する悩みは、当事者のママが解決するしかないです。
人に相談したり、人と比較するとますます苦しむ
例えば、長男は食が細い、ご飯をあまり食べない、という悩みがありました。
「そのうち食べてくれるよ」、「お腹がすくまで待ってみたら?」「体重が順調だから大丈夫」など、栄養士さんや保健師さん、同じ悩みをもつママ、先輩ママなど色々な人がアドバイスしてくれました。
でも、息子には当てはまらない、そのうちっていつ?と思い、納得できなかったので、気持ちは楽になりませんでした。
むしろ、ますます悩んで、誰も理解してくれないと孤独に感じました。
他のママから「うちの子も食べなくて~」と言われも、課題解決につながりませんよね。
本を読んで、レシピや食材を変化させたり、環境をかえたり、試行錯誤しました。
気が散りやすく食べない、なかなか変化が感じられず、他の子が食べる姿を見ては、息子と比較してしまい、悩みました。
長期的な視野で俯瞰してみることが大切
子育ては、長期的に見ること、他と比べないことが大切なのに、悩んでいる当時は、悩みに焦点がいってしまい、俯瞰的に捉えられなくなっていました。
相談したり、本を読んでも悩みの解決にならないとのはなぜかと考えた時、目指す目標が短期的だったのが、原因と分かりました。
では、どうしたらいいでしょうか?
私は、ママが自分の子どもの特性を考慮して、理想の姿(長期的目標)を意識することで、日々の実践をやりやすくできると考えています。
目の前の「ご飯を座って食べる」子どもの姿は、短期的な子育ての目標で、理想の姿に近づくための手段ですよね。
理想の姿が、「元気に健康で育つこと」のあれば、多少小食でも元気なら「ご飯を食べない」という短期的な悩みはそれほど重要ではないと分かります。
全く食べないのではなく、量は少なくても、何か食べていますよね。
「食事を楽しんでほしい」というのが長期的な目標なら、「今は好きなものを好きだけ食べてもいい」と考えます。
当時は周りが気になってしまっていたので、他の子の食事を見ないようにし、息子の成長をじっくり見ることに集中しました。
人に相談することも控えました。
すると徐々に、「全部食べてほしい」という親のエゴから開放されて、日々悩むことがなくなりました。
食事を食べている途中に動いてしまってもよい、親が手伝ってあげてもよい、好きなものは食事の後でも前でもあげてよい、と食事に対して子どもへの期待値を下げることができました。
その代わり、好きなだけ食べてもよいもの(果物や手作りのおやつ)を家に置くように注意するなど、デメリットを減らす工夫をしました。
子どもの個性や発達段階に合った、子育ての目標や方針が決まっていれば、他の子と比較して悩まないので、ママの判断がぶれなくなり、自分で解決できるようになりますよ!
自分の悩みを解決できるのは自分しかいない、と心に留めておきましょう。
教育方針はこどものため?
親が子どものために必死に頑張っていること、それは実はこどものためにならないかもしれませんよ!
親と子どもは、違う価値観をもつ個人です
子どもは親と異なる独立した個人なので、親の価値観や理想で育ようとすると、上手くいきませんよね。
私は学力ではなく、一人ひとりが持った生まれた資質や能力を最大限生かして生きること、他の人も尊重して助け合えることが、幸せに生きることにつながると考えています。
こういう教育方針を持っていれば、他の子と比べることもないし、ぶれることなく、子育てができます。
でもこれは、私の考えなので、子どもに押し付けるつもりはありません。
親の希望、理想は、必ずしも子どものためにはならないからです。
例えば、私の母は教育熱心でしたが、私の性格を変えることはできませんでした。
小さい時は素直でしたが、思春期以降は、価値観が違うので、衝突することもたくさんありました。
それは、子どもの私からしてみたら、「親はわかってうれない」という悲しい気持ちになるし、
親からしてみたら、「こんなに一生懸命繰り返し、子どものためを思って忠告してるのに、なんで変わらないのだ」と怒りや落胆が生まれるのです。
例えば、専業主婦なら毎日掃除するべき、と母がいくら言っても、週に数回しか掃除しないなど、
いくら言われても価値観や性格が違うので、変えられないのです。
親と子の価値観の違いを認めることは、他の人を尊重すること、多様性を子どもに教えることになります。
教育方針は夫婦で一致させたほうがいい?
夫婦関係も同様です。
夫婦で方針が一致すればいいですが、夫婦も違う価値観をもっているので、一致しないこともあると思います。
私は、無理に一致させなくてもよいと考えています。
子どもにとってよくないのではないか、と考えたこともありますが、子どもはパパとママも違う価値観を持っている、と学習できるはずです。
方針が同じほうが、やりやすいし、平穏だと思いますが、一致していなくても子どもは大丈夫ですよ。
ただし、けんかしてしまうのはよくないです!
夫婦仲がよくないと、子どもは不安になりますよね。
たとえけんかしても、話し合う方法、解決する方法を子どもに見せることが大切だと思っています。
例えば、旦那は「食事はしっかり座ってするものだ」という考えが強く、「3歳でもしつけをすべき」という価値観なので、座って食べることを強要します。
結果、パパは嫌という気持ちが強くなり、子どもは旦那がいるときは、全く食べなくなりました。
旦那が息子の将来を考えてよかれと思ってとる行動が、息子には、ストレス、悪影響になってしまっています。
そんな息子とパパのやりとりを見ていると辛くなってしまい、何度か教育方針について話し合いましたが、改善しませんでした。
私が正しいのに、なぜ変わらないのだと、自分の価値観を押し付けてしまっていました。
しかし、夫婦仲が悪くなってしまいそうだった時に、子どもにとって大切なのは、夫婦仲がいいことだと反省しました。
子育ての方針の違いは、相談して解決すればそれが一番ですが、無理に変える必要はないのです。
夫婦の仲が悪くなるほうが子どもにとって悪影響ですし、長年培ってきた価値観はなかなか変えられないものです。
息子とパパが衝突した時は、私が息子の逃げ場になれば大丈夫です。
私は子どもが食事中に立ち歩いても、無理やり座らせるなど、強制的ことや恐怖で押し付けることはしませんでした。
それでも、少しずつ座っていられる時間が長くなっていますし、ママが横に座っていれば、ずっと座って食べられる時もあります。
旦那も、それを見て、しつけは無理やり強要しなくてもできるのだ、と感じてくれば、少しずつ、変化していくと期待しています。
大人も日々、子育てをする中で成長していますよね!
子育てや家事、得意な分野と苦手な分野があれば、夫婦でお互い助け合えればOK!
夫婦の価値観の違いや、解決の仕方、折り合いのつけ方を示すことは、子どもに多様性や助け合うことの大切さを教えることになるはずです。
教育方針はママのためにある
では、教育方針は誰のためのものでしょう?
家庭の教育の軸をそろえるためでも、子どものためでもなく、ママ自身のためにあるのです。
ママが日々の子育てで悩んだり、迷った時の指針となります。
日々子どもと向き合っていると、ママの価値観で見てしまい、イライラしてしまうこともありますよね。
しかし、子どもの目線考えると、それはママの価値観のおしつけになっていることもあります。
子どもの理想の姿や教育方針があれば、ママは俯瞰的に子どもをみられるようになります。
教育方針があれば、ママの悩みは軽減できるはずです。
【30代ママの実体験】うちの子問題児?
人と一緒が安心・安全な日本社会
私は学力ではなく、一人ひとりが持った生まれた資質や能力を最大限生かして生きること、どんな人も尊重して助け合えることが、幸せに生きることにつながると考えています。
ママさんなら、一度は生き辛さを感じたことありませんか?
乳幼児を連れてお店に入ると、迷惑そうな顔をされたり、大声で泣いている子どもをスーパーでなだめていると、嫌な顔をされたり。
これは、自分と違う人、自分より弱い人を尊重できない大人が多いからです。
乳幼児は泣くもの、乳幼児ママは大変と自分と異なる人の状況を理解する気持ちがあれば、助けることができますよね。
学生時代の友人や会社の同僚よりも、ママ同士の会話は、ものすごく気を使います。
自分で選んだのではなく、子どものつながりの関係なので、多様な価値観を持ち、背景が違う人が集まっているからです。
誰かが悩みを話しているのに、「うちの子は、それは大丈夫」と率直な感想を言ったら気まずい雰囲気になりますよね。
「~ができるようになったよ」という近況報告も、人によっては素直に喜べず、自慢話とネガティブに感じる人もいます。
無意識に、平穏に過ごすために、本心を言わずに共感したり、あいまいな返事をすることがあるのではないでしょうか。
他にも、絵本を読む時間に、乳幼児が違う遊びをしようとしたら、「今は絵本の時間だから座ってね」と注意されれたり、
「~ちゃんは、すごいけど、~は全然だめで」などの比較の話が延々と続いたり。
これは、人と比較して評価する、人と違うと空気が読めない人という価値観だからです。
これらの価値観は、成績で比べられ、みんな一緒に行動することを求められる日本の学校教育が一因にあると感じています。
私の家庭では、小さい頃からなるべく人と比較せず、個性を伸ばし、互いの価値観の違いを認め、助け合いながら成長していくことができればいいなと思っています。
そうやって子育ての方針を決めることが出来てから、悩みが減りました。
多動ぎみなのは問題児?
私は、右も左も分からないママ1年生の時、息子が多動ぎみで悩んだことがあります。
外出先でも、ママを振り返らないどんどん目標のおもちゃに進んでいきすぐに飽きて新しいおもちゃに移ってしまう、
手遊びや絵本のよみきかせなど、全員で一緒にする遊びは一度も参加できない息子。
始めての子育てで、乳幼児はこれくらい動くものだと思っていましたが、周りの子どもをみると、息子より小さい子でも、みんなでやる活動に取り組めていたり、ママの近くで落ち着いて遊んでいたりしました。
息子は元気で好奇心旺盛でいいな、と思っていましたが、周囲と比較したり、注意されたりするにつれて、息子の長所だと思っていたことでだんだん悩むようになりました。
1歳半検診で、悩みを相談したら、発達支援のグループを紹介され、週1回、2時間ほどみんなで遊ぶ活動に参加しました。
しかし、半年すぎたころに、集団に参加しようと様子が見られないと療育を紹介されました。
子どものため、は本当に子どものためなの?
その頃には、私の中で方針があったので、息子の多動が心配とか、みんなと一緒に活動できないことを深刻にとらえてはいませんでした。
ちょっと手がかかるけど、好奇心旺盛で元気な男の子、というのを個性と認識していたからです。
しかし、社会的に見れば、息子は多動ぎみで問題児になるんだと感じたことは少なくとも衝撃でした。
私は多動で落ち着きがないのを治したい、という理由ではありませんが、息子に合う療育を見つけて通っています。
様々な大人や同年代の子と関るのは息子にとってメリットだし、第2子出産後で、手のかかる息子に辛く当たってしまうかもしれないと感じたためです。
療育を紹介された時に、気になったのが「学校に行くようになったら息子が困る、かわいそう。幼稚園に入る前から練習しないと大変」というような説明されたことです。
まるで、息子のために、親なら行かせるべきといわれたように聞こえました。
本当に、集団に参加できないと、息子はかわいそうなのでしょうか。
息子にとっては、自分の生まれ持った資質や個性を押さえつけられることになりますよね。
子どものため、というのはたいてい、言っている側の価値観にあわせるためだと感じます。
全ての個性を持った子どもを受け入れられない、多動ぎみの子どもを他の子どもと一緒に教えることが出来ない。
それは、学校のシステムの課題だと思います。
みんなとちょっと違う子は特別支援学校を勧め、学校は多様性を排除して管理しやすいようにしているだけなのに、
本人のため、ともっともらしい理由をつけるのです。
確かに同じ特性や資質、考えを持つ人が集まったコミュニティーで過ごすのは、居心地がよいですが、
違いを尊重すること、助け合うこと、課題を解決することの機会を奪っていくのだと思います。
学校のシステムや社会の構造を変えるのことはできないので、仕方ないことかもしれませんが、
私は社会や学校に無理に合わせるのではなく、息子が息子らしく生きることが幸せだと思っています。
お互いを尊重し、助け合える、そんな子どもが増えれば、生きづらさはなくなり、未来は明るいと思うのです。
まとめ
私の体験を紹介しながら、家庭での子育ての方針を決めることをおすすめしました。
ここでいう家庭での子育ての方針とは、政府や国が決めた指針ではなく、ママ自身が、目の前の子どもに対して決める方針です。
それは子どものためではなく、子育てを頑張るママが、ぶれずに悩まずに子育てをするためにあります。
自分で決めた方針なら、状況によって、変更や見直しがしやすいですよね。
人が決めた方針だと、人と比較して、悩むことがますます増えてしまうと思います。
現在の私の方針を紹介します。
- 子ども本来の力を信じること
- 子どもの世界を尊重すること
- 人と比べないこと
- 子どもに分かりやすく愛情を伝えること
- 子どもを応援すること
を意識して、これからも悩みながら、子育てをしていきたいと思っています。
親の理想が親のエゴにならないように気をつけて。
悩んでいると、自分の気持ちばかりに目が行って、イライラしたり自己嫌悪になることがあると思います。
そんな時は、俯瞰して、自分の目指す方針や子どもの気持ちを考えてみてください。
きっと、悩みを解決するヒントがあると思います。
この記事が、少しでも悩みが解決しない、毎日ちょっとしたことでイライラして困っているママさんの考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。